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外人 ~バイリンガル子育て~

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フィオンがある日『マミー!ガイジンってなに?フィオンくんガイジンなの?』って聞いてきたの。
おーーーーーーっと来たかって感じよね。

先に言っておくと、わたしはあまり『外人』って言葉が好きじゃなくてもしももしも使うなら『外国人』
でも多国籍なコミュニティーにいるから『外国人』って言葉もあまり使わなくなってきたかも
日本では「外人」が昔は特に当たり前だったから中学の時に外人=foreignerって単語も普通に習ったけど
そもそも日本人以外はその英語あまり使わないんじゃないかな?

じゃあなんていうの?ってもしも思う人がいるとしたらそれは
名前を知っていたら=名前
国籍を知っていたら=国籍をつけて『オーストラリアの人』とかね。

さて、話を戻します。
なぜフィオンがそういうことを言い出したかと言うと
公園に遊びに行ったときに小学生のおにいちゃんたちがこぞってフィオンを指さして

『この子、外人?この子、日本語わかる?』

って言ってたのね。
わかるよー、ぜんぜん悪気はないの。子供の素朴な疑問よね。だから意地悪でもなんでもないんだけど
けどフィオンはそれを言われ方からか、なぜだかわからないけどちょっと悲しく受け止めていたの。
漠然とみんなと違うっていう風に言われてるってわかったのかな。

ある時は、知り合いのこどもだったんだけどフィオンと初対面だったから興味本位で

『ねー、外人やろ?英語でなんか喋ってや!』

ってしつこく言ってたの。
(わたしちょっとイラっときてしまった!その子の親!笑ってないでそれ失礼ってこどもに言えよ!ってね)
これもさ、もしもテンション的に英語も喋れるんだ!すごーい!っていう感じで
「なんか英語で喋って?」って聞いてくれたらぜーんぜん大丈夫なんだけど
完全に上から命令で言ってる感じ、
私のイメージは、お笑い芸人に会った失礼な人がなんかおもしろい事言えよ!って言ってる感じ。

ちょっとずつそういうことが理解できるようになってきたから、
フィオン的には自分はJapanese&Australianで、JapaneseもEnglishも話せるって思ってる。

まぁ結局は今後わたしたちがどういう風にそれを説明して理解させるかで
もう少し大きくなってわかってきたら、そういう風に言う人のことも悪気はないと理解できるだろうけど
今はそういうことを理解できないけど、なんか区別されてるって感じちゃうかもなぁ。

んーーーーー、日本に限らずだけどやっぱり差別というか区別あるよね。

そう考えると今の幼稚園は、周りの子が見た目なんかじゃジャッジしない1歳の時から通ってるし
3歳になった園児はエメットの英語のクラスがあるから『外国人』っていう区別の前に
エメットはエメット!フィオンはフィオン!って個人での認識をしていると思う。
それは素晴らしいこと!本来はそれが当たり前なんだけど、これが習慣になるとすごくいいよね!

もうすでに色々と遅めの日本ですら多様性、ダイバーシティ教育が小学校であるのだから
わたしたち親世代もそういう事を理解し、認め合い、受け入れることが普通って言う感覚に早くならねばね!

勝手な推測だけど、やっぱり親がそういうことに無関心できちんと理解していないと家庭内の会話で
知らず知らずのうちに差別的なことを当たり前に言っていると思う
で、そういう家庭で育った子はそれが普通と思ってそういう発言を外でもしちゃうってすごくあると思う。
(特に日本に多いのは悪意のない差別、別名『無知』だよね)

まぁじーちゃん政治家ですらそういうこと理解できずに発言や発信してるんだから
これって世界に出遅れてる日本のリアルタイムな課題よね。
そんなこと言ってるわたしだって、無知からなる差別ぜったいしてるだろうなぁ。もっと勉強しよう!

 

ダイバーシティ教育
人種、年齢、性別、障害の有無、身体的条件、宗教、価値観、社会経済的状況などの
多様な背景を有する他者と共に学ぶことによって、その多様性を理解し、敬意を育む教育

 

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この記事を書いた人

Mummy & Graphic designer

I live in the beautiful prefecture of Kochi, Japan. I’m married to a cheeky Australian and we have an energetic young boy. I’m interested in family time and enjoying nature.

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